Chapter215 クリフトンは彼女の感受性を完全にコントロールしていた

メールの処理を終えると、クリフトンはタッチパッドを軽く叩いた。すると、暗号化されたファイルは瞬時に姿を消した。

彼は車椅子を反転させ、主寝室へと戻った。

部屋に入るとすぐ、バスルームから出てきたばかりのミランダの姿が目に入った。彼女はタオルで濡れた髪を拭いているところだった。

ベッドサイドテーブルの上には、未開封のアレルギー薬の箱が置かれている。

クリフトンは眉をひそめた。彼は立ち上がると、足早にミランダへと歩み寄った。その声には、彼自身すら気づいていない切迫感が微かに混じっていた。

「君もアレルギー反応が出ているのか?」

ミランダの手がピタリと止まった。顔を上げると、男の顔には隠...

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